春・夏の花

サルビア

原産地ブラジルでは草丈1㍍にもなり、宿根して低木のように育つといいますが、
寒さに弱いため、日本では一年草として扱います。よく知られていて、夏花壇に欠かすことのできない緋赤いとの種類はスプレンデンスです。
1800年代初頭、ヨーロッパに導入され、以来、今もってこの改良種が、世界中で栽培され続けています。花壇の植栽材料として一般的ですが、排気ガスに弱く、交通量の多い場所では落蕾し、開花しないこともあります。
花つきをよくするには、乾燥しすぎると蕾や花が落ちてしまうので注意したいです。
また、8月下旬に、葉を2~3枚つけて切りもどすと、秋に再び開花します。
鉢栽培の場合は、一度サルビアを植えた鉢やプランターに再度植えてもよく育ちません。
種子まき
発芽適温は20~25℃と高いので、4~5月にまくと順調に発芽します。
平鉢や箱に、微塵を取り除いた赤玉土小粒と腐葉土を7対3の割合で混ぜたものを入れてまきます。ごく薄く覆土し、乾ききらないように管理すると10日ほどで発芽します。よく日に当て、本葉4枚のころ、4施mm地間隔で植え広げ、密生する場合は間引きます。
定植
6月上旬~中旬に、30㌢の株間を取って植えます。秋花壇用に栽培する場合は、
7月上旬にボンファイアーをまき、9月上旬に定植するといいです。
施肥
元肥として1平方㍍につき、乾燥牛糞1㌔と有機配合肥料100㌘を施します。
追肥は、盛夏を除き、月に1回、化成肥料30㌘を与えます。
病虫害
ほとんど発生しません。
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サルビア

シラン

栽培のむずかしいラン科植物の中にあって育てやすいランです。
草丈30~40㌢で、5~6月に紫紅色の美しい花を数個、穂状につけます。
花つきをよくするには、できれば2~3念に1回は掘り上げて、植え場所をかえるか、
栽培地に有機肥料をすき込み、地方をつけます。ハダニを防除するのも大切です。
植え付け
10~11月の秋植えがすすめられる。やや重い土質のほうが乾燥しにくくていいです。
株分け
葉が枯れる直前の10月ごろ、2~3芽に分けて植えてください。
施肥
定植時に1平方㍍につき石灰30㌘と有機質の混合肥料を150~200㌘施します。
追肥はほとんど不要です。
病虫害
ハダニがつくと葉色が悪くなります。ケルセン水和剤で予防してください。
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シラン

バーベナ

バーベナ
桜のような花がかたまって咲くことから、ビジョサクラの通称で親しまれています。花期が長いので、庭植えには好適で、秋遅くまで咲き続けることもあります。丈が伸びすぎた場合は、かなり強く刈り込んでもよく、生育期には数週間で再び花を開き始めます。
花つきをよくするには、肥ぎれさせないようにすると、長く咲き続けます。また、窒素分を控えることも大切なポイントです。
種子まき
9月下旬~10月上旬か、または3月下旬~4月下旬にまきます。種子は1時間ほど水に浸し、外皮のアクを洗い落としておきます。発芽まで3週間かかるので、用土が乾ききらないように管理してください。
本葉2~3枚のころ、赤玉土6、腐葉土3、乾燥牛糞1の用土を用いて。一度鉢上げするといいです。越冬させる場合は霜よけが必要です。
定植
秋まきは4月中旬、春まきは5月中旬に行います。30㌢の正方植えが標準的な植え方です。
施肥
元肥として、1平方㍍当たり、リン酸とカリ分の多い化成肥料を100㌘与えます。
病虫害
アブラムシとハダニに注意してください。
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バーベナ

バコパ


バコパ
新品種増加中で花径3cmの大輪や班入り葉もあります。茎は這うように広がります。高温多湿に弱く、夏は花数が少なくなるので株全体を半分に切り戻します。
強い霜に当たらなければ越冬して咲き続けます。
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バコパ

サラサドウダン


サラサドウダン
花弁に赤や紅色のストライプが入り、更紗模様に似ていることからサラサドウダンと呼ばれるようになりました。新緑や紅葉がとても綺麗です。
花つきをよくするには、日当たりの悪い場所、湿潤地は避けて植えてください。
植え付け
弱酸性の用土を好むので、大き目の植え穴にピートモスと完熟堆肥をすき込んで植えるといいです。時期は春2~4月か、秋11~12月が適期といえます。
剪定
6月上旬、形を整えながら刈り込めば、秋の紅葉も十分い楽しめます。
冬の落葉期には、強く刈り込むと樹形が乱れるし、花芽も落としかねないので、できれば避けたいです。
殖やし方
気温と湿度が保てる6月上旬~中旬に、充実した新梢を鹿沼土の小粒にさします。
施肥
2~3月と9月に行います。春は根元にピートモスを敷くくらいでいいです。
9月には油粕と化成肥料の等量混合を100㌘与えます。
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サラサドウダン

トケイソウ


トケイソウ
花には時計と同じように秒針と長針と短針がついているように見えます。トケイソウ属の種類は多いですが、耐寒性があって造園用に使えるのはこのトケイソウのみです。
東京以南では露地植えで越冬します。
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トケイソウ

インパチェス

インパチェンス
1970年代以降、急速に普及した花で、今や日本中のどこの花壇にも見られるほど人気が高いです。
どんな条件下でも育ち、花期も長く、可憐な花があたりを覆いつくすように咲くからでしょう。
種子まき後、わずか2ヶ月で咲きはじめるのが魅力だし、さし芽で容易に殖やせるのも、いかにも家庭園芸むきです。
花つきをよくするには、徒長枝は随時摘心して、脇芽を多く出させるようにします。窒素分の多い肥料葉やらないほうがいいです。
夏期、乾かしすぎると株が傷むので、3日に1回は、夕方に十分に水やりをすすといいです。
種子まき
4月下旬~5月上旬の気温が上がってからまく。
ピートバンを用いるとよく、覆土は不要です。本葉2~3枚のころ、育苗箱に、4㌢間隔で植え広げます。
6月に葉がふれ合うほどに育ったら3号ポットに1本ずつ鉢上げします。
定植
花壇には7月ごろ、30×30㌢間隔で植えます。
施肥
定植時の元肥には、1平方㍍当たり乾燥牛糞1㌔と緩効性化成肥料を100㌘与えます。
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インパチェス

フイリヤブラン

フイリヤブラン
基本種は緑葉ですが、園芸品種のフイリヤブランは緑に黄色が入るので日陰の暗い雰囲気を明るくします。晩夏に咲き出す青紫花も美しく、洋にも和にも合います。下段の縁取りや玄関脇の小道の縁取りにも使いたいです。
腐葉土を多めに入れて水はけを良くして植えます。
強健で育てやすく、管理は新葉が出る前の3月に古い葉を株元で刈り取る程度でいいです。地植えで雨の当たる場所なら水やりも不要です。株分けは数年ごとに、春か秋に行います。
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フイリヤブラシ

ヤマアジサイ

ヤマアジサイ
宮城県以南から四国、九州に多く、山地や湿った林内、沢沿いに生えます。葉は長楕円形で質は薄く、先が鋭く尾状に尖って基部は狭いくさび形です。葉のふちには鋭い鋸歯があり両面の脈状に短毛があります。
分布範囲が広いので異変が多く、各地で新しい品種が発表されるので品種数は200とも300ともいわれています。
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ヤマアジサイ

コキア

コキア
ふんわりとした球状の草姿は黄緑色で、秋には紅葉して面白いです。実は食用のトンブリ、古くはほうきにもされました。
種まきは4~5月、花壇に小苗で植えると大株になります。
こぼれ種でも繁殖します。
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コキア

ミムラス

ミムラス
花に斑点が入るものや鮮明な単色のものがあります。
やや湿り気味の場所で良く育ちますが、強い雨に当てると花が落ちやすくです。
乾燥に弱いので、鉢植えは水やりに注意してください。花後切り戻すと、また開花します。
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ミムラス

センニチコウ

センニチコウ
光沢のある球形の花は苞が発達して色づいたものです。珪酸分を含んでいてかさかさした質感で、  ドライにしても色あせません。
赤や橙の花色のキバナセンニチコウとともに、夏花壇やコンテナに向きます。日当たりの良い、やや乾燥したところを好みます。
多肥にすると軟弱に育ち倒伏しやすくなるので注意してください。耐潮性があるので海辺の庭にも向きます。
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センニチコウ
 

ネモフィラ

北アメリカに10数種が分布する、花後に枯れる一年草です。
秋にタネをまくと春に花を咲かせます。草丈はあまり高くなりませんが、細かく枝分かれして横方向によく茂ります。
花色は青空のようなブルー、白、黒に近い濃紫などで、満開時は株を覆うくらいの花を付けます。
1株でもボリュームが出ますが、複数株植えると満開時は見事で花壇に適しています。ひたち海浜公園の群植は有名です。
葉っぱは細長くて細かく切れ込み、そこからルリカラクサの和名があります。
属名のネモフィラはギリシア語のネモス(森)とフィレオ(愛する)の2語からなり、森林の周辺に自生することにちなみます。
植え替え・植え付け
一年草のため、植え替えの必要はありません。もし、苗を購入した場合は、冬の寒さがくる前に(具体的には霜が降りるまでに)植え付けをおこなって十分に根を張らしておくと、春からの花つきと生育が格段によくなります。
殖やし方
基本的にはタネをまいて育てます。ネモフィラは苗を移植しづらいために、庭やプランターに直接まいて間引きしながら育てます。
間引きをしていって花壇の場合は、苗と苗の間隔を最終的に20cmくらいになるようにしましょう。
間引きながら「間隔がやけに広いな」と思うくらいがベストです。冬はさほど生長しませんが、春に暖かくなると一気に生長を初めて大きく広がります。
もし、花壇やプランターがほかの植物でつまっている場合は、ビニールポットに仮植して、ある程度大きくなった株を春に植え付けることもできます。その際は、なるたけ根を切らないように慎重に植え付けを行いましょう。
タネまきの適期は9月下旬から10月です。夏も涼しい寒冷地では春にタネをまいて夏に花を楽しむことができます。
施肥
乾燥気味の土壌を好むので、水は土の表面が白く乾いてから与えるようにします。肥料は春と秋に月1~2回程度液体肥料を与えます。
水や肥料が多いと茎葉が茂りすぎて草姿が大幅に乱れます。ややシビアに育てたほうがある程度大きさがコンパクトにまとまります。
病虫害
病気 灰色カビ病ウドンコ病は葉や茎の表面が白い粉のようなカビで覆われます。早めに殺菌剤をまいて病気が広がるのを抑えましょう。
灰色カビ病は多湿状態で発生しやすい病気です。菌による病気で茎や葉が溶けるようにして灰色カビ病は多湿状態で発生しやすい病気です。
菌による病気で茎や葉が溶けるようにして腐ります。茎葉が混み合っていたら間引き、傷んだ花や葉っぱはこまめに取り除くようにしましょう
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ネモフィラ

デージー

ヒナギクの和名で親しまれているが、もとはといえば西ヨーロッパの雑草でした。
高緯度地帯のでは宿根しますが、日本では一年草扱いです。強健で花つきの株を移植してもさしつかえないほどです。花つきをよくするには日当たりのよい場所に植えるのが必須です。
種子まき
9月中旬、ピートバンにまくのが理想的です。(平鉢・箱でもOK)本葉2枚で、
赤玉土2、腐葉土1の混合土に仮植えします。11月上旬平床に12×15㌢間隔で植えて越冬は霜よけの下でしてください。
定植
3月中旬、20×20㌢ほどの間隔をとって定植するといいです。市販の苗を用いるときは、根鉢を少しずつにして植え土となじみやすくするといいです。
施肥
1平方㍍につき約4㌔の完熟堆肥や腐葉土及び化学肥料の1握りをよく土と混ぜ合わせておくのがお薦めです。この元肥が十分なら、あとは生育を見ながら液肥や緩効性肥料を控えめに与えればいいです。
病中害
3~4月にアブラムシが発生しやすいので植え付け時にオルトラン粒剤を土中に混ぜるといいです。
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デージー

コデマリ

白い小さな5弁花が、手まりのようにかたまってつくことから、コデマリと呼ばれます。花期には、枝が花の重みでしだれて、風情のある雰囲気をかもし出してくれます。1枝折って素朴な花器に生けると、そこだけパッと明るく華やぎます。あでやかですが、けっして華美ならないので、江戸時代から茶花として
愛好されています。
花つきをよくするには、強い西日が当たらず、乾きすぎない場所に植えるといい花が咲きます。花は短い新梢の先につくので、花芽ができる夏以降は、強い刈り込みを避けることが大切です。
植え付け
秋遅く11月~翌年3月に行うといいです。東北以北では4~5月のほうが無難です。植え穴に堆肥、腐葉土をたっぷり加え、保湿性のよい土壌に改良してから植え付けるといいです。水はけの悪い場所では高植えにしたほうがいいです。
整枝
放任して自然樹形を楽しむ木なので、花後か1月、トビ枝や枯れ枝を整理する程度にしてください。
殖やし方
2~3月にさし木と株分けで行ってください。さし木は15~20㌢の枝を赤玉土にさします。
施肥
寒肥として株の周囲に浅く溝を掘り、完熟堆肥、油粕、発酵鶏糞などをたっぷりと埋め込みます。夏期には根元を敷きワラで覆い、乾燥から守ってください。
病虫害
アブラムシがつきやすいです。ディプテレックス乳剤などで駆除します。
うどんこ病には、花後、トップジンM水和剤を散布します。
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コデマリ

カルミア

白、ピンク、紅色などの花色で、盃状の花が、花傘を広げたように群れて咲きます。 昭和初期に日本に導入されましたが、本格的に普及し始めたのはその後です。 花弁の底のほうに、紅色の濃い斑点があり、いかにも北アメリカ原産の花らしい、異国的な感じがする花木です。 花つきをよくするには、若木は隔年開花の傾向が強いので、11月に芽花を適当に間引いて、毎年平均して咲くように調整します。
植え付け   水はけと日当たりのよい場所に広くて浅い穴を掘り、ピートモスや堆肥をすき込んでから高植えにする。根元に敷きワラを施すといいです。時期は2~4月上旬か、9月中旬~12月です。
整枝   あまりハサミを入れず放任したまま育てるほうがいいです。
施肥   2月の寒肥が有効です。株の周囲にピートモスや腐葉土を敷き詰めておくと生育にいいです。
病中害   6~10月にハマキムシが出やすいです。スミチオン乳剤の1000倍液を時々散布するといいです。   ↓表をクリックすると拡大できます。 カルミア

シャクヤク

平安時代、根を薬用にするために中国から導入したのが、栽培の始まりです。
花が美しいため、中国では隋の時代から鑑賞目的にも栽培が盛んになりました。
わが国では江戸時代に至るまで、もっぱら婦人薬としての役割しか果たしていなかったとそうです。
花つきをよくするには、関東以西の暖地に比べ、東北や北海道の方が栽培は容易で、よく花が咲きます。夏期、できるだけ涼しくしてやるのがコツで、やや重い肥えた粘質土に植えることも大切なポイントです。また、開花後は枯れた花をできるだけ早く摘み取るようにしてください。
植え付け
9月中旬~10月上旬に、根よりもかなり大きめの植え穴を掘り、元肥として堆肥か腐葉土をバケツの2分の1杯に、化成肥料を2握り入れて、土とよく混ぜ合わせておいてください。間土を7~10㌢入れてから、芽が3~5㌢隠れるように植え込みます。
株分け
4~5年に1回、植え付け適期に準じ、3~4芽つけて分けます。
施肥
6月に1平方㍍につき化成肥料を50㌘与えます。2年目以降は2月にも同量を与えてください。
病虫害
高温多湿にすると灰色カビ病にかかりやすいです。開花前後の2回、ベンレートを散布します。
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シャクヤク

シャクナゲ

5月ごろ、ツツジに似た赤やピンクの花を10数個、枝頂にかたまってつけ、
花姿、花色ともに豊かで豪快な花木です。野生種は、夏涼しく、空中湿度の高い高知を好みますが、園芸的に改良された結果、低地でもよい花をつける品種が多数作出されています。
花つきをよくするには、品種により、花が咲いた後から伸びる新梢には、翌年、花をつけないことがあります。これを防ぐためには、夏にできた花芽を、9月ごろ適当に摘んでやると、毎年平均して花がつくようになります。どの品種も基本的には夏の暑い西日を嫌うので、落葉樹の東側などに植えるといいです。
植え付け
水はけのよい、有機質に富む場所を選び、早春の2月下旬~3月か、秋の9月下旬~
11月に植え付けます。堆肥やピートモスを多めにすき込んだ場所に、根をていねいに広げて高植えにします。乾燥しすぎると、植え痛みがひどくなるので、十分に水やりにしてから、敷きワラで覆います。鉢やプランターに植える場合は、鹿沼土5、腐葉土2、ピートモス3の混合土を用い深植えにならないように注意してください。
整枝・剪定
放任して育てるのが一般的で、ほとんどハサミをいれることはありません。
ただ、花の咲かない枝先からは、1本しか枝が伸びず、樹形が乱れるので、頂芽が動き出す5~6月、芽先を摘み、分枝を促してあげるといいです。
施肥
化成肥料のような、即効性の強い肥料は嫌います。むしろ、2月と8月下旬ごろ、
ピートモスを根元にたっぷりと敷き込み、土をやわらかく保つように気をつけてください。同時に、油粕と骨粉の等量混合を500㌘ほど与えるとなおいいです。
病虫害
褐斑病や葉枯れ病が5~8月に発生しがちです。トップジンM水和剤の1000倍液を、月に1回ほど散布しておけば、発生が防げます。ライガラムシは、幼虫期の6月中に、ダナポン乳剤の300倍液を、隔週2~3回散布すれば効果的です。
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シャクナゲ

クレマチス

わが国ではテッセンの名前で江戸時代以来、盛んに愛培されています。
現在見るものの大半はクレマチスと呼ばれる外来種で、当時のそれとはかなり異なります。東西の優良品種を集め、19世紀にはヨーロッパで交配が試みられていたようです。現在出まわっている品種の多くは、その流れをくむものといわれています。
花つきをよくするには、新しい枝が伸びて花がつく品種は、5月、1番花が終わったら、弦を3分の1ほど残して切りもどすと、秋に再び多くの花をつけます。
9月の2番花後も同様にすると、11月にもう1回花が見られます。
植え付け
秋11月~翌年3月下旬にかけてが適期です。株に比べて大きすぎるほどの植え穴を掘り、有機質をたっぷりと混ぜます。強い酸性土の場合、1平方㍍当たり200㌘の石灰で中和しておくといいです。株元が完全に隠れるぐらい深植えにし、十分に水をやり、敷きワラをして、乾燥しない様にマルチングを施します。根が動き出す前にからませる支柱やフェンスも準備して、立てておくといいです。
鉢植えの際は、通常の草花の場合と違い、2~3回り大きめの鉢に植え込むといいです。
すぐに根がまわって鉢から出てくるので、鉢皿を必ず使うようにしてください。
剪定
古い枝から伸びる枝の先に花をつける品種は、花後につるの込み合った部分を整理する程度にしておきます。
殖やし方
6月にさし目で行います。花が終わり新芽がかたまったころを見定めて、充実した部分を2~3節つけて切ります。水揚げ後、小粒の赤玉土にさして、乾かさないように半日陰で管理します。とり木(4~5月に行います)も容易で、冬期によく伸びたつるの節々にナイフで斜めに傷をつけて、地面にはわせて軽く土をかぶせておきます。
翌年の2月か3月には切り離して植えることができます。
施肥
元肥として、植え付け時に完熟堆肥か乾燥牛糞をたっぷりすき込んでおきます。
花後の6月と1月~3月には、3要素が等量入った化成肥料1握りを根元に置きます。
病害虫
アブラムシニはオルトランかアンチオの粒剤散布が手っ取り早くていいです。
うどんこ病やさび病にはダイセンなどで予防するといいです。
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クレマチス

ガザニア

花は、径7~8㌢のオレンジ、白、黄色などで、朝開き夜閉じる性質があり、
花弁の基部に斑紋があって、キク科の花の中では最も装飾的です。
春と秋に咲くのが、秋まきの一年草として作る方が失敗がありません。
花つきをよくするには、高温多湿を嫌うので、秋に種子をまき、水はけと日当たりの良い所で凍らせないように越冬させると、翌春から初夏には花が楽しめます。
種まき
9月中旬~下旬に、水はけの良い用土で、箱にまきにします。本葉3~4枚のころ、4㌢間隔に植え広げて、凍らない日当たりの良い場所で越冬させます。
定植
3月下旬~4月下旬にリン酸とカリ分の多い肥料を用土に少量混ぜてから植えます。
殖やし方
10月にさし芽をする。
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ガザニア

エニシダ

4~5月、細枝に沿って、鮮やかな黄色の蝶形花がびっしりと咲きます。
最盛期には枝が折れんばかりにしだれます。南ヨーロッパの地中会沿岸地方が原産だけに、湿気の多い日本の気候はやや苦手で、樹の寿命が短いのが難点です。株の更新をはかるようにするといいです。
花つきをよくするには、やや乾燥しがちな土壌を好むので、根元にも日が当たるような、日照に恵まれた場所に植えるといいです。
植え付け
3~4月か10~11月が最適です。根が粗いので、地上部を半分ぐらい切りつめて植えたほうが、植え痛みから早く回復します。水はけの悪い場所では、砂などを混ぜ込み、高上にして支柱を施すといいです。なお、大株の移植は、かなり難しいので、避けたいです。
整枝
花後の4月中旬~5月に行うといいです。花芽は前年生枝につくので、この時期に強く刈り込んで、よい枝を出させるといいです。花芽の出来上がった秋以降は、ハサミを入れないようにします。
殖やし方
3~4月に種子をまくか、さし木で殖やします。(夏ざしも可です)10~15㌢のさし穂を赤ゴロ土などにさします。いずれも開花まで2~3年は必要です。
病害虫
通気が悪いとアブラムシが発生します。オルトラン粒剤を株元に散布して駆除をします。
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エニシダ

アスター

紅、緋赤、紫、白などの色の花が6~9月に咲きます。耐寒性には強いのですが夏の高温多湿は苦手です。江戸時代の中ごろから栽培され、お盆の供花によく使われています。
花つきをよくするには、連作に弱いため、耐病性品種を選んで作るといいです。
また、アブラムシがつくと花芽が萎縮するので注意してください。
種子まき
3~5月か9~10月に、日当たり、通風、排水のよい日沃地を選んで種子をまきます。
定植
春まきは4月下旬~6月中旬、秋まきは11月下旬におこないます。
浅植え、深植えとも禁物で、冬期は、寒い地方では霜よけが必要です。
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アスター

アゲラタム

春から秋遅くまで、ちょうど理科のでんぶのような花を茎の花の先につけます。 乾燥には大変強いので、鉢やプランターに植えても手間がかからず美しい花が楽しめ さし木で容易に殖やすことができます。気温が10℃以上で越冬し、室内に取り込めば、 冬でも花が咲きます。原産地では、茎が木質化し、低木のように育つともいわれています。花つきをよくするには、水の与えすぎや多肥料(特に窒素肥料)は、花つきを阻害し、茎葉ばかり育つことになるので注意してください。   種子まき   種子は1㍉ℓで1400粒と小さいため、箱か鉢まきとします。時期は3月中旬~ 5月下旬とし、本葉が2~3枚になったら、育苗箱に植え広げます。 葉と葉がふれるほどの育ったら、花壇や鉢に定植してもよい。なお、秋まきにし、 冬期5℃以上に保って、日中はよく日に当てると2月上旬から花が咲きます。   定植   5~6月に、15~20㌢の株間をとって花壇に植えます。よく分枝するので、株が込み合ったら、適当に間引いたほうがいいです。   施肥   定植時、リン酸とカリ分の多い化成肥料を1平方㍍につき30~50㌘程度与えれば十分です。追肥は、水やりを兼ね、窒素分の少ない液肥を月に1回ぐらい与えます。   ↓表をクリックすると拡大できます。 アゲラタム

マリーゴールド

花言葉は
「悲しみ」「嫉妬」「悪を挫く」「勇者」「可憐な愛情」
車を走らせていると道路沿いの花壇などでよく見かける黄色やオレンジなどの可愛らしい花です。
また、公園や街角などにも植えられているまさに夏を代表する花といったイメージですね。
マリーゴールドの根の分泌液が、周囲の土壌を肥えたものにすることが科学的に証明されているようですが、自分の周りの環境を自分が生育しやい状態に変えていくなんて、とても利口な花なんですね。
この影響なのか、マリーゴールドは強い生命力を持っており、春から晩秋まで冬以外は四季を通して咲いているんです。
また、マリーゴールドは、洋の東西を問わず古来から神聖な花とされてきました。
インドやアラブ諸国では祭壇がマリーゴールドで飾り立てられ、神仏の像にはマリーゴールドのリースがかけられたそうです。
また、ヨーロッパでは、聖母マリアと縁の深い花とされていて、”マリアの黄金の花”という神聖な呼び名もつけられているほどです。

千日紅

〔花言〕永久に変わらぬ愛の意
炎天下でもめげずに茎がよく枝分かれして茂り、球状の花を咲かせまます。
主な開花期は夏から秋で、花色は紫紅、白、ピンク、オレンジなどがあります。
花びらはもたず、色づいているのは苞葉(ほうよう)と呼ばれる花の付け根に付く葉っぱです。
苞葉はかさかさと乾いた質感で、乾燥させても色が褪せないのでドライフラワーにも利用されます。
センニチコウは『千日紅』と書き、この花の性質に由来します。

ペチュニア

花がら摘み 終わった花は、花の付いている細い茎の部分から切り取る(種を作らないようにして次から次へと開花させる)。「花がら」と思って「つぼみ」を切らないよう注意する、花ガラ積みをしないと次の花が咲きませんから注意
花後の剪定 花が咲き、茎が伸びてだら~んと、なってきたら、思いきって、根元から20cm位の所(鉢の縁にかかる程度)で切る。そこから新しい芽が出るので大丈夫。育てやすい花です

ベコニア

花ことば:「親切・片思い・丁寧・幸福な日々」
花の盛期が過ぎたときは思い切った刈り込みをして下さい。
すぐに次の花が咲きます。
越冬後は4月ごろに、土際から1~2節残して刈り込んで下さい。
すぐに新芽が出て、1か月ぐらいで花が咲き始めます。植え替えれば大株で開花します
育てやすさとしては、Aクラス・・・

花ニラ

ちょっとした花見るといくらか違うかな・・・ばあやんが言うには、”花ニラ”らしいけどちょっと違うような気がします。
ま、綺麗だからいいか・・・

サンパチェンス

サンパチェンスという名前の由来は“太陽 (sun)+忍耐 (Patience)”からきています。
その名のとおり真夏の強い日ざしにも耐え、初夏から晩秋まで長い期間にわたりトロピカルな美しい花を咲かせるといった今までにないまったく新しいタイプの品種です。
夏の暑さにも負けず大きく育ち、鮮やかな花を長期間たくさん咲かせるところから、ファン急増中のサンパチェンス。

ジュズサンゴ

秋になると野外でよく目立つ紫色の実をつけるアメリカヤマゴボウと同じヤマゴボウ科に分類される多年草で、高さ60cm程になります。
枝先の総状花序に白色や淡紅色の花をつけます。
果実は直径5mm程の小さな果実で、輝きのある紅色をしています。
数珠のように連ねた紅い珊瑚玉のように見えることから「ジュズサンゴ(数珠珊瑚)」と呼ばれています。

カリプッチホワイト

カリブラコア属ペチュニアに近縁の南米産多年草
いろんなお色をがありますね
正規のお値段結構いい値段
ん~高い
挿し木で増えます
挿し木で増やすの良い手かな

セダム

とにかく丈夫なことが一番の特徴です。
多肉植物なので日当たりのよい乾燥した場所を好みますが、半日陰ややや湿った場所でも耐えて生育します
その丈夫さから屋上緑化では定番ともいえる植物です。一般の庭でも条件があまりよくない場所のグランドカバーによく用いられています
私んちではポーチの隙間に植えてます。
種類が多く性質も似通っていることから、メキシコマンネングサ(写真上)以外はまとめてマンネングサ(セダム)として販売されることもあります
ほとんどの種類が背丈が低めでほふく性をもち、多肉質の葉を密生させます
葉の形の変わったものや、斑入り葉・黄金葉などバリエーションが多彩ですとても丈夫で様々な環境に適応します。放任のほうが丈夫に育つので手をかけないことがコツです

シャクヤク

シャクヤクは草ですな。
そのため、冬には地上部が枯れてしまい休眠します。
今は花盛りですな
ボタンの台木として使用されるが、シャクヤク自体の花も美しく、中国の宋代には育種が始まりました。
江戸時代には「茶花」として鑑賞され、品種改良も行われた古典園芸植物でもあります。
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